茂木健一郎先生の本は面白いんだけど、この本や茂木健一郎先生の批判ではないけど、ちょっと疑問に思ったことがあった。

日本には独自の文化があって「わびさび」「空気を読む」「おもてなし」とかがあるんだけど、それが全ての外国人から称賛されるとは僕は思わない。

むしろ「わびさび」「空気を読む」「おもてなし」なんて僕には息苦しくて非常にしんどいものだからだ!

ある意味サービス業で求められるのは客のリクエスト通りにスピーディーにこなすことが大事だけど、日本の過剰なサービスとバカ丁寧な礼儀や対応はけっこう外国人からは不評である。

それはバカ丁寧な対応をしていると無駄に時間を喰うからである。

外国のようにThank You と一言でスピーディーな対応の方が僕はいい。

例えばスーパーやコンビニのレジで長蛇の列ができていても、バカ丁寧に対応するレジ係が多いが、僕はこういう場合はレジ係が空気を読めていないから対応としては駄目だ。

レジ係は時間がかかっても「おもてなし」の心で丁寧な対応が正しいと思っているのだろうが、それは人によって違う。

おそらく客が望んでいるのはバカ丁寧な対応でなく、買い物の清算を早く済ませてレジの長蛇の列から解放されることである。

日本は文化や宗教や習慣が大陸の端っこで膿に囲まれているせいで独自の文化が根付いているが、世界がグローバル化した現在では日本古来の風習を押し付けるのは些か疑問である。

全てを世界標準にする必要もないが、今の日本人はあまりにも内向きで海外の出来事に関心のない人が多い。

今の若者は英語のmeという意味さえ知らない人も居る。

中学卒業程度の英語力もないのはあまりにも痛い!

日本の古来から伝わることと現在のグローバリズム化した世界を念頭に置きながら、この本は読んで頂きたいと思う。